防水工事でよくある失敗例と成功させるためのポイントとは?

防水工事でよくある失敗例と成功させるためのポイントとは?

防水工事は専門の業者に依頼して行うものですが、思うような結果にならずに失敗してしまうことも少なくありません。防水効果が不十分であるなど、費用を支払ったにもかかわらず無駄になってしまっては困ることでしょう。

そこで今回は防水工事でよくある失敗例をいくつかあげたうえで、成功させるためのポイントについてご紹介いたします。

すぐに決めてしまいずさんな施工をされてしまった

雨漏りが起きてしまい、急遽防水工事をする必要に迫られた場合に、依頼する施工会社をすぐ決めてしまいがちです。実際に雨漏りが起きてしまっている以上、悠長にはしていられません。しかしすぐ対応をしてもらったのはよいものの、すぐに問題が出てしまうようなずさんな施工をされてしまうということもよくあります。

特に「キャンペーン中で○○%割引」という謳い文句をしていたり、ポストにチラシやDMが投函されていたりする業者に多い傾向にあります。表面的には良心的に思えてしまうかもしれませんが、裏を返せばキャンペーンやチラシなどで宣伝しなければならないほど、あまり依頼を受けていない業者になるわけです。

技術や経験も十分でないことが多く、その結果ずさんな施工につながってしまいます。また、相場よりも費用が高く見積もられるケースも少なくありません。早く雨漏りを直したいという弱みにつけ込んだ行為といえるでしょう。

そのため、しっかりと比較検討をすることが重要になります。防水工事を行っている施工業者は近所に複数存在しているはずなので、3社ほどから同じ内容での見積もりを取得し、工事内容や費用を見比べたうえで決定しましょう。

近隣の住民トラブルに発展してしまった

防水工事にはいくつかの方法があります。たとえばウレタン防水という工法の場合、使用するウレタン樹脂を施工箇所に対して塗り拡げられる粘度にするためにシンナーを使用します。シンナーは独特のにおいを発する液体のため、混ぜ終わったウレタン樹脂を塗布している間だけではなく、乾燥するまでの間もにおいが発生してしまうのです。

そのほかにも、既存の防水層を一度取り除いたうえで施工する必要がある場合、既存の防水層を除去する際に大きな音が発生してしまうことがあります。においと騒音は近隣住民とのトラブルになりやすいもののため、工事期間中にクレームをつけられてしまうこともあるかもしれません。

この失敗を防ぐためには工事前に工事内容とともに、においや騒音が発生する可能性を説明することによって防げます。説明したからといって何も問題が起こらないというわけではありませんが、説明したうえであればある程度近所の方も、寛容に受け止めてくれることでしょう。

調査不足による追加工事が発生してしまった

防水工事は原因となる部分を特定したうえで、雨漏りなどがしないように施工することになります。しかし施工業者によってはしっかりとした確認をせずに見積もりを提示し、その見積もり内容の施工のみを行うというケースがあるのです。その場しのぎとなる施工になってしまうことも多くあるので、施工後に頭を抱えるようなことにならないように注意しましょう。

調査をしていないにもかかわらず見積もりを提示できる時点で、その業者の信憑性は低いといえます。ひと目みただけでわかるような内容もありますが、それでも調査はしっかりするべきです。調査したことによって目にみえない部分に根本原因が潜んでいると発覚することもあるため、しっかりと確認するようにしましょう。

しかし、工事をしたことでいったん改善したという事実だけ残れば十分という考えの業者も実際に存在しています。そういった業者に依頼してしまうと、後悔することになるでしょう。

この失敗を防ぐためには、調査をしない理由について説明を求めることで防げます。明確な理由があればしっかりと説明してくれるため、確認はかならずするべきです。曖昧な返答であった場合には別の業者を検討するか、十分な調査を行ってもらうように頼んでみましょう。

手抜き工事をされてしまった

防水工事にはいくつもの工法がありますが、耐用年数は少なくとも10年以上です。基本的には問題はないはずですが、手抜き工事をされてしまった場合には耐用年数が通常より短くなってしまいます。

たとえば施工箇所に対して防水シートを接着する場合、接着力を低下させないために事前に施工箇所をきれいに洗浄します。しかしその作業を怠ってしまうと、防水シートが剥がれやすくなってしまうのです。剥がれた隙間に雨水が入り込んでしまうと、施工から数年で雨漏りが発生してしまうようになります。

手抜き工事を防ぐためにも、事前に施工内容の詳細を確認しましょう。きちんと理解できるまでしっかりと確認をすることで、業者側も迂闊なことはできないと警戒するようになり、結果として手抜き工事を回避することにつながります。

まとめ

今回紹介した失敗例ですが、ポイントさえ押さえれば防ぐことができるようになります。無駄な費用を発生させずにしっかりと工事を行ってもらえるように、今回ご紹介したポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。
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