シート防水

シート防水と料金

シート防水とは?

シート防水と料金

シート防水はその名の通り防水性があるシートを屋根や天井に貼ることで防水を図ります。その際に使われるシートは塩化ビニル樹脂(塩ビ)製と合成ゴムの2種類があります。

塩ビは紫外線やオゾンに対しての耐久性が高く、屋外での使用に適しています。 合成ゴムは以前まで主流でしたが、防水層の厚みが薄く、野鳥についばまれて破ける恐れがあるので、現在は塩ビ製が一般的です。

シート防水の工法は? -密着(接着)工法と機械固定工法の2種類-

シート防水の工法は大きく分けて密着工法と機械固定工法の2種類あります。

密着(接着)工法とは?

密着工法はシートと施工部分(屋根や屋上)に特殊な接着剤を塗布し、それにより防水シートを貼り付ける方法です。
特徴としては、接着剤により防水シートが施工箇所にぴったりと貼りつくため「風でめくれることがない」「雨に強い」の2点が挙げられます。
しかし、接着剤を使っているため施工箇所が十分に乾いておらず、生乾きのままで放置してしまうと十分な防水効果を得られないことがある、また、施工箇所がある程度平坦でないと防水シートが貼り付けにくく施工難易度があがるといった特徴もあります。

機械固定工法とは?

機械固定工法は専用のディスクを使用して防水シートを施工箇所に固定します。
専用のディスクを「先に打つか」「後に打つか」により機械固定工法はさらに「UD法」と「US法」に分けることができます。

UD法(ディスク先打ち)

UD法は、固定用のディスクを先に施工箇所に打ち、その上に防水シートを敷き最後に加熱装置を用いて接着します。
UD法の特徴は、ディスクが防水シートの下に隠れることで、施工後の見た目が美しくなります。そのため、色や模様が施された防水シートを使うことで見た目を装飾することも可能です。

US法(ディスク後打ち)

US法は、防水シートを敷いた後にその上から固定用のディスクを打ち込む方法です。ディスクを打った上から補強用のシートを貼り付けるため、UD法に比べて見た目の美しさは損なわれます。しかし、防水シートを上からしっかりと押さえつけるため「風に強い」という特徴があり、高層階や海の近くの建物などでよく使われています。

シート防水のメリット・デメリット

シート防水には大きく分けて2種類の工法があると上記で説明いたしました。
各工法のメリット・デメリットについて解説いたします。

密着(接着)工法のメリット

  • シート自体が工場で生産されるため施工業者の技量に左右されず常に均一な厚み、安定した品質のものが使われる。
  • 施工箇所や面積、その他条件により異なるものの、一度に施工できる面積が広いため工期が他の防水工事に比べ短い。
    (例:他の工事方法で1週間かかる場所でも、2日から4日で工事が終了する)
  • 耐用年数が長く、10年から15年は防水効果を発揮する。
  • 接着剤により防水シートが施工箇所にぴったりと貼りつくため、風でめくれることがなく雨に強い。

密着(接着)工法のデメリット

  • 接着剤を使用するため、生乾きのままだと防水効果が落ちる。
  • 施工箇所がある程度平坦でないと防水シートが貼り付けにくく施工難易度が上がる。
  • 施工箇所に直接防水シートを貼り付けるため、地震などの大きな揺れや経年変化でシートに亀裂が入ると防水効果が落ちる。

機械固定工法のメリット

  • シート自体が工場で生産されるため施工業者の技量に左右されず常に均一な厚み、安定した品質のものが使われる。
  • 施工箇所や面積、その他条件により異なるものの、一度に施工できる面積が広いため工期が他の防水工事に比べ短い。
    (例:他の工事方法で1週間かかる場所でも、2日から4日で工事が終了する)
  • 耐用年数が長く、10年から15年は防水効果を発揮する。
  • 接着剤を施工箇所やシート前面に塗布する必要のある密着工法に比べ、ディスクで固定するため「手間が少なく」、施工箇所に下地処理を行う必要がないため、工期が密着工法よりも比較的短く済む。また、施工箇所に左右されず工事を行いやすい。
  • ディスクで施工箇所と防水シートを固定しているだけなので、施工箇所の変化(揺れによる亀裂や経年劣化など)の影響を受けにくい。

機械固定工法のデメリット

  • ディスクで固定するため、防水シートと施工箇所のどちらも相応の強度が必要。(※強度が足りないと事故に繋がる可能性有り)
  • ディスクを固定する際に、振動や騒音が発生する場合がある。
  • ディスクでシートを固定しているだけのため、防水効果を維持するためにも歩行に適さない。

シート防水が適している建物とは?

シート防水が適している建物とは?

シート防水は広い面積を一度に施工することができるため、アパートやマンションの屋上などでシート防水がよく選ばれます。
一方、シートのため複雑な凸凹があると適切に施工することが難しく、そのような場合はウレタン防水やFRP防水など他の工事方法を検討する必要があります。
尚、密着工法は施工後にその上を歩くことができますが、機械固定工法は基本的には歩くことができません。通常時、出入りを禁止している屋上であれば問題ありませんが、屋上に上がって使用する場合は密着工法を選びましょう。

シート防水工事を依頼する際の注意点は?

シート防水工事をするにあたり、注意点をご紹介します。

  • シート防水は耐用年数が長いが、徐々に劣化していくのでシートの状態の定期的な確認が必要です。
  • はじめはシート自体に柔軟性があるが、風雨や日光にさらされ硬くなり、それが割れや穴あきの原因になります。
  • 機械固定工法は施工中に振動音が発生するので、近隣住民の方々に事前にアナウンスをしましょう。

業者のここをチェック!

Point 1 近隣住民への事前挨拶の有無

工事を行う際に騒音が発生する恐れがあるので、アパートやマンションの入居者あるいは近隣住民への挨拶を業者が行ってくれるかがポイントです。
施工時にどうしても近隣住民の方々には迷惑がかかってしまいますので、騒音の有無や車やトラックの出入り、作業時間などを事前に知らせておくことでトラブルの発生を最小限にとどめることができます。
そのため、嫌な顔をせずに挨拶回りをしっかりと行ってくれる業者を選ぶことでスムーズに工事を進められます。

Point 2 見積作成前に「事前調査」をしっかりと行ってくれる

防水工事の見積を作成するには下地補修や処理の項目が設けられており、実際に現場を確認し施工箇所の状態を把握しなければ正確な見積を出すことができません。雨漏りやひび割れ、剥がれなどがあると工事金額は高くなり、そのような劣化状態は図面や写真を見るだけでは判断することが困難です。
もし、事前調査をせずに施工可能ということをうたっている工事会社がある場合、工事着手後、想定と異なっていたため追加料金がかかるというトラブルが発生する恐れがあります。そのため、工事前に「しっかりと事前調査を行ってくれる」工事会社を選ぶことが非常に重要なポイントになります。

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廣瀬防水のシート防水の料金は?

シート防水工事の料金(目安料金) 5,000円/㎡

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