FRP防水

FRP防水とは？

FRP防水は「1プライ工法」と「2プライ工法」の2種類の工法がある

「1プライ工法」と「2プライ工法」のそれぞれの特徴とは？

プライは「ply」と書き、英語で「層」という意味があります。
1プライ工法はその名の通りFRPによる防水層を1枚施す工法です。1枚のみの防水層のため、工事の手間がかかりません。
対して、2プライ工法はFRPを塗って乾かした後に再度塗布する工法のため、1プライ工法に比べ防水性が向上します。しかし、防水層を乾かしてから再度塗布するため、工期が長くなり、また工数が増えることにより費用が高くなります。

FRP防水のメリット・デメリットとは？

FRP防水を選ぶ際のメリット・デメリットをご紹介します。

FRP防水のメリット

• 堅牢性に優れているため、風雨などによる劣化に強い。
• 硬度は高いがプラスチック製のため、重量が軽く住宅に負荷がかからない。
• FRPを塗布した後、1日から2日で乾くため速乾性があり、工期の短縮が可能。
• FRPが固まる前にローラーやヘラなどで塗って施工するため、施工箇所の形状へ臨機応変に対応可能。
• シート防水のように継ぎ目ができないため施工後の見た目が美しい。

FRP防水のデメリット

• 他の防水工事よりも費用が高くなりやすい。
• FRP自体は硬い素材だが、その反面、伸縮性に乏しく建物の動きに合わせられずにひび割れしてしまうことがある。そのため、湿度や温度によって伸縮が生じる木造建築にはFRPは適さない。
• 素材がプラスチックのため、紫外線で劣化しやすいが、トップコートを施して紫外線を防ぐことができる。
• トップコート自体は5年前後で劣化するため、定期的なメンテナンスが必要になる。
• トップコートの劣化のみであればトップコートの塗り替えで済むが、FRPまで劣化してしまっていた場合は、再度FRPを塗る必要がある。

FRP防水が適している建物とは？

FRP防水工事を依頼する際の注意点は？

FRP防水工事をするにあたり、注意点をご紹介します。

• 施工箇所が広範囲になると他の防水工事に比べ費用が高くなるので、その場合は他の防水工事も視野に入れましょう。
• FRPは伸縮性に乏しいため、施工箇所の材質が「湿度や温度で伸縮する木造」ではないか予め確認しておきましょう。
• FRPを施工すると同時にトップコートで紫外線からの劣化を防ぎますが、5年前後で定期的なメンテナンスが必要になります。

業者のここをチェック！

Point 1　見積内容が詳細まで明確に記載されている

見積を業者から取った際は、金額だけを見るのではなくしっかりと見積書の細部に目を通して、「人件費」や「材料費」などが詳細に明記されているかを確認しましょう。不明な点があれば遠慮なく質問をして、施工前に全て明確にしておきましょう。優良な業者であれば、質問に対して丁寧に回答をしてくれます。一方で、質問をはぐらかして曖昧なままにする、的を得ない回答をする業者は気を付けた方が良いでしょう。

Point 2　アフターサービスが充実しているか

FRP防水は紫外線による劣化が生じる可能性があり、そのような際にもしっかりと対応してくれるアフターサービスが充実している業者を選択するのがおすすめです。5年保証や10年保証などを行っている業者もありますので、アフターサービスが充実しているかどうかはしっかりと確認しておきましょう。

Point 3　施工業者の実績を確認する

防水工事はその建物の寿命に大きく関わり、中途半端な施工だと防水性能を発揮できません。そのため、施工実績をしっかり確認することが大切です。その業者のホームページで施工実績を確認するだけでなく、過去の依頼主の口コミを見ておくと優良な業者かどうかの見極めの判断がつきやすくなります。

廣瀬防水のFRP防水の料金は？

FRP防水工事の料金（目安料金）	7,000円/㎡